2016年 10月 09日
(13)【ラーメン屋紹介】はな火屋(新宿)
第2弾は新宿の小滝橋通りから少し入ったところにある、はな火屋について。
10年ぐらい前は、小滝橋通りというとちょっとしたラーメン激選区という扱いだったんですが、
最近は影が薄い気がしますね。今でもいい店がたくさんあると思うんだけど。
駅から遠いのと、分かりにくい場所にある店が多いからでしょうか。
はな火屋も、とても分かりにくい場所にあります。
説明が困難なので、食べログの地図を見てください。おい正統派
遠回りでもいいなら、小滝橋通りを大久保方面に歩いて、
5方向から道が集まってきている交差点(セブンイレブンが目印)を
ななめ左後ろに曲がって、細い道を少し歩くと左手に見えます。
看板にChabuya Japanと書かれていて、ちゃぶ屋の暖簾分けだそうです。
本店は倒産してしまいましたが、こちらは健在なんですね。
狭い店で、行列していることもよくあります。回転が早い店ではないので、
巡り合わせが悪いと結構待たされますが、待つ価値は充分にあるお店だと思います。
でかくて重い陶器製のレンゲでスープを飲むと、まず焦がしネギの香ばしさが鼻に抜け、
遅れてスッキリした醤油味がやってきて、最後に背脂の甘さとコクが喉に流れていきます。
シャキシャキしたモヤシとホロホロのチャーシューが乗っていて、食感にアクセントを加えている。
って食べログに書いてありました。
嘘です。さすがにこれは自分の感想。
香月と似たような感想で恐縮ですが、どこか懐かしい、ホッとするようなラーメンです。
大盛りでも650円という価格を維持しているところも素晴らしい。見習え一蘭
そりゃあ、ミシュランに載るような店は美味しいと思いますよ。トッピングとか入れると
1000円を超えるような店も増えてきているけど、それに見合う味の店も確かにあると思います。
そういうラーメンも嫌いではない。でも、なんとなく違和感があるんですよね。
ラーメンだよ?1000円超えるものだっけ?自分を芸術家かなんかと勘違いしてないか、この店主。
そんな違和感を感じたときは是非この店へ。ラーメンを食べるとはこういうことさ。そう確認させてくれます。
#
by tommy_ramen
| 2016-10-09 21:50
| ラーメン
2016年 10月 09日
(12)【ラーメン屋紹介】香月(六本木、池尻大橋)
というわけで、たまにはラーメンの話も。
さて、ラーメン第一弾は、六本木と池尻大橋にある、『らーめん香月』。
もともと並木橋にあって、その後恵比寿駅の近くに移転、さらに中目黒と三軒茶屋に2号店、3号店を出すも、
2012年に閉店してしまいました。
それが今年になって創業者監修のもと、六本木にて復活の狼煙を上げ、さらに池尻大橋に2号店を出店しました。
いわゆる「背脂チャッチャ系」で一世を風靡したお店です。
背脂チャッチャと言われて想像がつかない方は、食べログに写真が沢山アップされていますので、
そちらをご覧ください。場所もそのまま食べログで調べるといいんじゃないかな。
人の褌で相撲を取る「正統派ラーメンブログ」。夜景が売りのレストランと一緒ですね
写真を見ると分かりますが(自分でアップもしてないくせに偉そうに)、見た目は大変ジャンキーです。
このスープ飲み干したらそのまま脳の血管切れて死ぬんじゃないかって心配になります。
ところが、食べてみると意外にスッキリしてる。醤油味のスッキリしたスープの味わいがまず感じられて、
そのあとで脂のまろやかな甘みが口の中に広がって、でもしつこく残らずスルリと喉に流れていく。
正直、いくらでも食べられてしまいます。飲んだあとの締めにも最高。
家の近くになくて、ある意味本当に良かった。
正直、最近の洗練されたラーメンに比べたら、見た目も味も野暮ったいかもしれません。
そのくせ妙にオシャレな街にばかり出店していて、そういうのは阿夫利にでも任せておけよって思います。
チープでギラギラした看板まで復活させることなかったんじゃないかとも。
でも、昔から知っている者としては、それらがすべて愛おしい。
東京育ちのワタシにとって、帰るべきラーメン店があるとしたら、それが香月だと思うんです。
復活してくれてありがとう。もういなくならないでね。
#
by tommy_ramen
| 2016-10-09 13:24
| ラーメン